大腸カメラについて
事前準備:当日朝から絶食+下剤を飲んで腸内を空にする必要があります。
どこから:お尻から
検査時間:30分
●検査すべき症状
- 検診異常(便潜血陽性)
- 便秘
- 下痢
- 出血
- 貧血
など
●対象疾患
- 大腸がん
- 大腸ポリープ
- 腸炎
など
保険適用の対象・主な条件
- 病気の治療又は予防(がん化の可能性があるポリープの切除など)
- 医師による診断がある(「大腸ポリープ」などの病名がついている)
- 医学的に必要と認められた手技(内視鏡切除術など)
コールドポリペクトミー(CSP)の安全性
コールド・ポリペクトミーでは切る際に熱を加えません。
ポリープを切り取った後の傷は直ちに修復過程に入りますので、後出血などの合併症が極めて少ないとされています。
大腸内視鏡検査の流れ
検査前日
・便になりにくい食事を摂ってください。
・夕食は21時までに済ませてください。
・水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
検査当日
・常用薬は検査予約時の指示通りに服用または中止してください。
・検査が終わるまで食事はできません。水、お茶、スポーツドリンクは夜間も接種可能です。
・検査の3~4時間前から腸をきれいにする下剤を飲み始めます。
・ご自宅で飲まれる方は、便が完全に出てから来院してください。
検査
・検査着に着替え、検査ベットに横になります。
・鎮痛剤は眠くならないため、眠って検査を受けたい方は鎮静剤を追加します。
・大腸の奥までカメラを挿入するのに5分ほどかかり、15分ほどかけて丁寧に観察します。
・検査時間は約20分程度です。(挿入困難な方やポリープ切除の状況により時間は前後します)
・検査中は血圧、脈拍、血中酸素濃度、心電図をモニターし、安全に十分配慮して行います。
検査後
・検査終了後はリカバリールームで休憩し、その後医師より検査結果について説明があります。
※鎮痛剤、鎮静剤、鎮痙剤(ブスコパン)を使用した場合、車などの運転はできませんのでご注意ください。
料金表
大腸カメラ検査(薬剤料込) | 約7,500円 |
大腸カメラ検査+病理検査(薬剤料込) | 約10,000円 |
大腸カメラ検査+ポリープ切除(薬剤料込) | 約20,000~30,000円 |
同時検査(薬剤料込) | 約14,000円 |
同時検査+ポリープ切除(薬剤料込) | 約25,000~35,000円 |
Q&A
Q:内視鏡はしんどくないの?
A:鎮静剤を使えば、比較的痛みや異物感を気にせずに検査ができます。
Q:内視鏡の診断・治療に年齢制限はあるの?
A:当院の場合、年齢ではなく患者様の全身状態で判断しています。ご高齢の方であっても、全身状態が良ければ80代、90代でも無理なく診断・治療をうけていただいており、早期のがん治療に非常に役立っています。
Q:ピロリ菌除菌後はもう胃カメラしなくてもいいの?
A:ピロリ菌を除菌しても、胃がんのリスクがそれだけで完全にゼロになるわけではありません。もともとピロリ菌を保有していなかった人よりも胃がんになる確率は高い人が多いので、除菌後も定期的に検査を受けるようにしましょう。
Q:胃カメラ大腸カメラを同日に検査できますか?
A:胃カメラ大腸カメラの同日検査に対応しております。受診時にご相談ください。
Q:当院で内視鏡を受けるにはどうしたらいい?
A:●当院に現在かかっている場合
診察時にご相談ください。
●当院にかかっていない場合
・症状等など胃の痛みや腹痛などの診察を受けてください。(保険診療)
・症状等がなければ、人間ドック等の検査になります。(自費診療)
Q:検査中に発見したポリープはどうなりますか?
A:1cm未満のポリープはその場で切除が可能です。切除時に痛みはありません。切除後はシャワーを短時間でお願いしています。長時間の入浴は避けてください。
Q:大腸カメラは予約が必要ですか?
A:下剤等お渡しなどの準備が必要なため、事前に診察を受けて検査の日程をお決めください。お知りになりたい事があれば、電話でご相談ください。