胃内視鏡検査について
事前準備:当日朝から絶食
どこから:口から
検査時間:5~10分
見える場所:のど、食道、胃、十二指腸
対象疾患
- 胃がん
- 胃潰瘍
- 逆流性食道炎
など
保険適用の対象・主な条件
- 病気の治療又は予防(がん化の可能性があるポリープの切除など)
- 医師による診断がある(「胃ポリープ」などの病名がついている)
- 医学的に必要と認められた手技(内視鏡切除術など)
胃ポリープとは?
胃の粘膜の一部が盛り上がってできた病変を「胃ポリープ」と呼びます。胃ポリープは多くの場合、自覚症状はありませんが、胃ポリープの中には放置すると悪性化する可能性もあるため、定期的な検査と適切な治療が重要です。
●胃ポリープの種類
- 胃底腺ポリープ
- 過形成性ポリープ
- 胃腺腫
●胃ポリープを放置するとどうなる?
以下のようなリスクがあります。
- がん化
- 出血
- 胃の出口の閉寒
ポリープが見つかった場合
胃ポリープ切除法
- 内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)
- 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
- 内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)
胃内視鏡検査の流れ
検査前日
・夕食は消化の良い物を食べ、21時以降は何も食べないでください。ただし、水分はしっかりとってください。
・胃の手術を受けている方は、夕食はスープ等にして固形物は極力避けてください。
検査当日
・朝食は食べられません。
・内服薬(特に血圧の薬)は、医師の指示がない限り6時に服用してください。
・水分をしっかり摂って、検査時間の15分前にお越しください。
・受付をしてお待ちください。
・問診票と同意書を忘れず持参してください。
注意事項
・時間に遅れそうな場合やキャンセルされる場合は、連絡してください。
・鎮静剤を使用される方は、ご自身での運転はできませんので、送迎をお願いします。
料金表
胃内視鏡検査(薬剤料込) | 約4,500円 |
胃内視鏡検査+病理検査(薬剤料込) | 約7,000円 |
Q&A
Q:内視鏡はしんどくないの?
A:鎮静剤を使えば、比較的痛みや異物感を気にせずに検査ができます。
Q:内視鏡の診断・治療に年齢制限はあるの?
A:当院の場合、年齢ではなく患者様の全身状態で判断しています。ご高齢の方であっても、全身状態が良ければ80代、90代でも無理なく診断・治療をうけていただいており、早期のがん治療に非常に役立っています。
Q:ピロリ菌除菌後はもう胃内視鏡検査しなくてもいいの?
A:ピロリ菌を除菌しても、胃がんのリスクがそれだけで完全にゼロになるわけではありません。もともとピロリ菌を保有していなかった人よりも胃がんになる確率は高い人が多いので、除菌後も定期的に検査を受けるようにしましょう。
Q:胃内視鏡検査大腸カメラを同日に検査できますか?
A:胃内視鏡検査大腸カメラの同日検査に対応しております。受診時にご相談ください。
Q:当院で内視鏡を受けるにはどうしたらいい?
A:●当院に現在かかっている場合
診察時にご相談ください。
●当院にかかっていない場合
・症状等など胃の痛みや腹痛などの診察を受けてください。(保険診療)
・症状等がなければ、人間ドック等の検査になります。(自費診療)
Q:検査中に発見したポリープはどうなりますか?
A:1cm未満のポリープはその場で切除が可能です。切除時に痛みはありません。切除後はシャワーを短時間でお願いしています。長時間の入浴は避けてください。